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蘇った幻の鰈「マツカワ(王蝶)」

投稿者:t.ht | 日時:2022年05月25日

こんな魚をご存じですか?

白身の高級魚「マツカワ」という魚です。とても大きく成長する魚で全長70~80cmにもなるという鰈(カレイ)で、ウロコがマツの樹皮のようにざらざらしていることから、その名がついたとされており、地域や人によっては「タカノハ」とか「タンタカ」とも呼ばれています。

先週、日高門別で釣れたマツカワ

「マツカワ」は、鰈の中でも味は最上とされ、大型になることから、まさに鰈の中の王様にふさわしく、大きいものは、「王鰈(おうちょう)」というブランドネームが付けられています。

私もこの魚を釣りたくて、太平洋沿岸に釣り場をシフトしました!(^^)!

 

「マツカワ」の身は、厚くて歯ごたえがあってほどよく脂ものっており、お刺身やお寿司、または煮つけも最高においしい魚です。釣り上げた直後に活き締めをすると、身に血液が混ざらないので、色も美しく臭みもなくなり、一層おいしく頂けます。また、釣り上げた直後より1~2日間貯蔵した方が旨味成分がよりたくさん出てきて美味しくなるそうです。(甘味を持つ遊離アミノ酸のグリシン、アラニンをヒラメと違って多く含んでおり、死後48時間で旨味成分が最大となる)

マツカワのお刺身

「マツカワ」は、かつては多くの水揚げがありましたが、一時期は絶滅状態となり、幻の鰈と呼ばれていました。30年ほど前から北海道の太平洋側で放流事業が進んでおり、そのおかげもあってか釣り人にも恩恵が出てきました。(私もこの放流事業にも寄付したこともありますよ)

伊達市やえりも町あたりで放流をしていると聞いてますが、、放流後2年目の春だとまだ35cmに満たない大きさですので釣れた時はリリースしなければならないルールがあります。

雌だと3年で約40cm以上、4年で50cm(体重2kg以上)を超えるほど大きくなり、とても成長の早い魚です。ただ、雄に関しては5~6年を過ぎてもやっと50㎝ほどにしかならずそれ以上はあまり大きく育ちませんので、「60㎝が釣れた!」とか「70㎝が・・・」なんて聞きますがそれらはほとんど雌なんでしょうね。

私も大物を求めて日高海岸から室蘭方面をウロチョロしていますが、生態の良くわからないこともあり、なかなか巡り合うことができません(T_T)。でもいつか80㎝もあるような大物を釣り上げたいという夢をもって頑張っています。

 

一度しかない人生です。仕事も遊びも、夢や希望を持って頑張りましょうね!!