夢を買い続けている。
そう言うと大げさかもしれないけれど、宝くじを手にした瞬間、ほんの少しだけ未来が明るく見えた。
当たるかどうかは分からない。
むしろ当たらない可能性のほうがずっと高い。
それでも、もしも...と想像する時間が楽しい。
何も変わらない日常の中で、「こんな未来があったらいいな」と思える時間を持てること。それ自体が、今回いちばん買ったものなのかもしれない。
毎年、最終土曜日に札幌の宝くじ大通り地下チャンスセンターに買い行く。
今年は大安だったためか、45分ほど並んで購入した110枚。
例年、半分ぐらいは回収できるが今年はどうだろうか?
結果はまだ先。
でもしばらくの間、私は夢を持って過ごせそうだ。










